今日、第1回の自由練習会を開催しました。

実はこの練習会を思いついたのは、開催のほんの3日前です。

パーティーではない。競技会でもない。誰かに習うための講習会でもない。

競技をしている人も、そうでない人も。ペアで踊る人も、一人で練習する人も。それぞれが、自分のペースで気兼ねなく踊れる。さらに、ラテンダンスやアルゼンチンタンゴなんかもできれば……。

そんな場所があったら、自分自身が行きたいなあ。始まりは、ただそれだけでした。

正直に言えば、誰も来ないかもしれない。それでも仕方ない。企画した段階から、そのくらいの覚悟はしていました。まずは、種を蒔くことだと思っていました。

ところが当日は、12名もの方に参加していただきました。口コミで声をかけてくださった皆さま、本当にありがとうございました。

そして、懐かしい方々とも久しぶりにお会いすることができました。なかには、実に20年近くぶりに再会した方も。皆さんが元気に踊っている姿を見ながら、何とも言えない、温かい気持ちになりました。

昔から競技を続けている方もいれば、競技とは少し違う形でダンスを楽しんでいる方もいます。それぞれの人が、それぞれの距離感でダンスを続けている。その姿を見ることができたことが、僕にはとても嬉しいことでした。

そして今日、ひとつ気づいたことがあります。

「自分が欲しかった場所は、ほかの人も欲しかったのかもしれない」ということです。

大きなイベントを作ろうと思ったわけではありません。立派な企画を作ろうと思ったわけでもありません。自分が欲しかった場所を、とりあえず作ってみた。たったそれだけでした。

それでも、実際に人が集まってくださり、それぞれが踊ったり、話したり、適当に休憩したりしながら、思い思いの時間を過ごしていらっしゃいました。

十分に準備してから始めたことが、得てして思うようにいかないこともあります。反対に、今回のように、直感から始めて数日で形にしたことが、思いがけずうまくいくこともあります。

そして、そのことが、長い間途切れていた縁をつなぎ直す。初めましての新しい縁をつなぐ。人生は不思議なものだと思います。

自分が開いてほしいと思っていた方向には、なかなか道が開かない。ところが、まったく予想していなかったところに、突然道ができる。今回の自由練習会も、僕にとってはそんな出来事のひとつでした。

そして何より、「ダンスを続けてきてよかった」と、久しぶりに素直に思いました。

ダンスを続けていたから、今日また皆さんと会うことができました。しかも、何だか温かく、ふわっとした雰囲気の中で。

以前とは、お互いに立場も、関係も、環境も違っている。それでも、同じフロアでまた一緒に踊ることができる。それは、とてもありがたいことだと思います。

第1回を終えたばかりなので、この練習会がこれからどうなっていくのかは、まだ分かりません。性格上、ついいろんなアイデアを詰め込んでしまうのですが、その点は少し気をつけようと思っています。

あまり大きく、複雑にしすぎず。今回よかったものを大切にしながら、自分も皆さんも無理なく、気持ちよくダンスを続けられる場所にしていければと思っています。

また、同じような時間を作ることができたらいいな。そして、皆さんとまた会えれば嬉しいです。

ご参加いただいた皆さん、本当にありがとうございました。心の温まる一日になりました。